2段階認証機能をリリース致しました

mex_icon こんにちは。技術支援のメックスです。毎日毎日暑くて参っちゃいますね。今年は冷夏だなんて誰が言ったんでしょうか。

今回は新機能のご紹介です。この度、GMOアプリクラウド(Ver3.0/3.1環境)において、2段階認証機能を実装致しました。

■2段階認証とは
2段階認証とは、コントロールパネルにログインする際に、通常のID/パスワード認証にプラスしてもう一度認証を設けることで、よりセキュアに運用する事が可能になる仕組みのことです。2回目の認証は、Google認証システム(Google Authenticator)アプリを使って発行した認証コードを使用します。
GMOアプリクラウドが発行するID/パスワードと、Google Authenticatorが発行する認証コードと2段階の認証を通さなければコントロールパネルにログイン出来ないようにする事で、セキュリティの強化と情報漏えいのリスクを低減する事が出来ます。
2段階認証は、特別にお申し込み頂く必要は御座いません。Ver3.0/3.1環境をご利用の方皆様無償でお使い頂く事が出来ます(認証時に発生するスマートフォンの通信料はお客様ご負担となります)。

■GMOアプリクラウドでの2段階認証設定

それでは、設定の仕方を順を追って見ていきましょう。ご利用頂くには、GMOアプリクラウドのアカウントをお持ち頂いている事と、Google Authenticatorのアプリがインストールされている端末がある事が前提となります。

2段階認証機能有効化

1

2段階認証機能は、デフォルトですとOFFになっています。ID/パスワードでコントロールパネルにログイン後、画面上段の「ユーザー」タブを選択すると、画面左側に「2段階認証設定」という項目があります。選択すると画像のような画面に切り替わります。現在の設定が「利用しない」になっているのを確認し、「利用する」をクリックします。

2

確認コード入力画面に切り替わります。Google Authenticator(iOS版)(android版)アプリがインストールされた端末を使い、画面中央のQRコードを読み取ります。

スマホ

正しく読み取られますと、Google Authenticatorアプリに「GMOAppsCloud」の項目が追加されます。6桁の数字が表示されますので、確認コード入力画面内の「確認コード」右側のボックス内に入力して、「設定」をクリックします。

バックアップコード

設定が完了しました。完了と同時にバックアップコードが発行され、画面に表示されます。このバックアップコードは、Google Authenticatorがインストールされた端末の紛失等、有事の際に使用するものです。メモを取るなどして、大切に保管して下さい。

ログイン方法と端末情報

続きまして、2段階認証でログインする手順です。

ログイン

2段階認証を設定した状態でID/パスワードで認証すると、上記のような画面になります。認証時に使用したGoogle Authenticatorアプリを立ち上げ、表示されている6桁の数字を確認コードのボックス内に入力して下さい。入力後、「認証」ボタンを押すとコントロールパネルにログイン出来ます。

入力ボックスの下に「この端末情報を30日間保存する」という一文があるかと思います。文章の横のチェックボックスに入力すると、現在アクセスしているブラウザ経由であれば30日間Google Authenticatorアプリ発行の認証コード入力を行わずにログイン出来るようになります。毎回入力するのが煩わしく、決まった環境下でのみコントロールパネルにログインするという場合には、こちらをご活用下さい。

端末情報

端末情報はユーザー情報で管理する事が出来ます。画面上段の「ユーザー」タブを選択すると、画面左側に「端末情報設定」という項目があります。選択すると、現在登録されている端末の一覧が表示されます。
併せて、登録情報の有効期限も表示されています。
また、「設定変更」をクリックすると端末情報名を編集する事が出来ます。
「削除」をクリックしますと、登録情報が削除されます。

アカウント管理

マスターアカウントによって払い出された子アカウントごとに、2段階認証の設定を行う事が出来ます。

管理

「ユーザー」タブを選択すると、画面左側に「アカウント管理」という項目があります。選択すると、マスターアカウントによって払い出されたアカウントの情報が表示されます。2段階認証を「必須」にするか「任意」にするかを選択する事が可能です。「必須」を選択すると、まだ2段階認証を登録していない子アカウントのユーザーがコントロールパネルにログインすると同時に登録画面に切り替わるようになります。

 

説明は以上となります。GMOアプリクラウドは今後もお客様の満足度向上の為に積極的にサービス向上に取り組んで参ります。

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自分で保存したイメージを使用して、API経由で仮想サーバーを作成してみよう(ローカルディスクプラン編)

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みなさんこんにちは。メックスです。ゲームセンターに置いてあるパンチングマシンで高いスコアを出すコツは、打ち方を工夫するより全身を使って思いっきり体重を乗せる事です。助走つけたりすると破壊力抜群になりますね。助走しちゃダメなお店の場合は、ストレートよりもフックの方が高い数値が出ます。お試し下さい。

さて、今回もAPIに関する情報です。掲題の通りですが、API経由でイメージ保存したデータを使用して、仮想サーバーを作成してみましょう。自動化への取り組みを前提として記述させて頂きます。

GMOアプリクラウドのAPIを叩いてみた
GMOアプリクラウドのAPIを使ってみよう(認証編)
GMOアプリクラウドのAPIで仮想サーバー(ローカルディスクプラン)を作ってみる
GMOアプリクラウドのAPIで仮想サーバー(外部ディスクプラン)を作ってみる
API操作用のトークンIDを変数に入れてみよう

GMOアプリクラウドでは、カズさんが紹介している手順でAPI経由で仮想サーバーを作成する事が出来ます。ですが、オートスケールや定期実行等自動的に仮想サーバーを作成する際は、殆どのケースでデフォルトのOSイメージではなく自らデータを保存したイメージを使用する事になると思います。そこで今回はAPI経由でのイメージ保存の方法と、保存したイメージを使ったVMの構築方法をご紹介させて頂きたいと思います。

以下、今回記述する環境です。尚、本記事は検証の上で記述致しておりますが、無保証となりますのでご理解をお願い致します。今回はローカルディスクプランのイメージ保存を行う際の手順のご案内となります。


API実行仮想サーバータイプ LS-0102

OS CentOS 6.7

新たに作成する仮想サーバータイプ L-0102 時間課金

ローカルIPアドレス指定 行う


以下、手順となります。


①イメージ保存
-イメージ保存の注意点
-仮想サーバーのID確認
-仮想サーバーのイメージ保存

②仮想サーバーの作成

①イメージ保存

-イメージ保存の注意点

GMOアプリクラウドでは、作成した仮想サーバーのブートディスク領域をイメージとして保存する事が出来ます。イメージを保存する際の注意点と致しましては、以下の通りです。

1.ブートディスク領域外に展開したいアプリケーションやデータを設置しない

アプリクラウドのイメージ保存は、ブートディスク領域のみ保存します。Lプラン、LSプラン、Nプラン全て30Gとなります。Nプランはディスク領域の殆どがブートディスク領域なのであまり気にする必要はないのですが、Lプラン、LSプランのイメージを取る際は、事前にdf -h 等でパーティションを確認し、ブートディスク領域外に展開したいデータを置かないように気をつけましょう。

2.他の仮想サーバーと接続する場合は、ネットワーク設定ファイルの記述を動的なものにする

これは実行したい内容に拠るので一概には言えないのですが、他の仮想サーバーと接続して使用する事を想定している場合、ネットワーク情報が静的なものですと問題が発生します。変数を使用する等、動的な記述を行うようにして下さい。

-仮想サーバーのID確認

#イメージ保存を行うサーバーのID確認
curl -X GET -H "Accept: application/json" -H "X-Auth-Token:トークンID" サーバー操作エンドポイントURL/servers

上記通りに操作しますと、現在の環境下で作成されている仮想サーバーの一覧が出力されます。
Json形式整形サービス等を利用し、仮想サーバーのローカルIPアドレスを頼りに目当てのサーバーIDを探して下さい。データ内の並びは、”name”:”ローカルIPアドレス”, “id”:”サーバーのID”となります。「トークンID」は、お馴染みの認証方法で発行します。「サーバー操作エンドポイントURL」は、コントロールパネルのAPI情報で確認出来ます。

-仮想サーバーのイメージ保存

#イメージ保存の実行
curl -i -X POST -H "Accept: application/json" -H "X-Auth-Token:トークンID" -d '{"createImage": {"name": "イメージ名"}}' サーバー操作エンドポイントURL/servers/サーバーID/action

上記通りに操作する事で、イメージ保存を実行する事が出来ます。「イメージ名」は任意ですので、分かりやすい名前をつけて下さい。「サーバー操作エンドポイントURL」は、コントロールパネルのAPI情報で確認出来ます。「サーバーID」には先程確認した情報を入力して下さい。

HTTP/1.1 202 Accepted
Server: openresty/1.7.10.1
Date: Tue, 28 Jun 2016 13:19:56 GMT
Content-Type: application/json
Content-Length: 0
Connection: keep-alive
Location: サーバー操作エンドポイントURL/images/イメージID

上記通りに返り値が来れば、イメージ保存成功です。Location末尾の値が、仮想サーバーを作成する時に必要となるイメージIDとなりますので、忘れないようにしましょう。

②仮想サーバーの作成

ここまで来たら、後はカズさんの記事とほぼ同じです。

# curl -X POST -H "X-Auth-Token: Userトークン" -H Content-Type:application/json -d '{"server":{"name":"任意のサーバー名","flavorRef":"101021","imageRef":"イメージID","networks":[{"fixed_ip":"外部用プライベートIP"},{"fixed_ip":"内部用プライベートIP"}]}}' サーバー操作エンドポイントURL/servers

上記通りの操作で、保存したイメージIDを使用して、仮想サーバーの作成を行う事が出来ます。「イメージID」の項目に、先程確認した値を入れて下さい。flavorRefはサーバーのスペックです。各種flavorの確認方法に関しては、こちらの記事をご参照下さい。今回はL-0102の時間課金なので、”101021″となります。

以上となります。保存イメージからの仮想サーバー作成は基本中の基本となりますので、前回に続き少し地味かも知れませんが、ご紹介させて頂きました。

GMOアプリクラウドのAPIを使った自動化への取り組みを行ってまいりますので、今しばらくお付き合い下さいね。

 

 

 

 

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API操作用のトークンIDを変数に入れてみよう

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みなさんこんにちは。メックスです。夏が目の前ですね。夏と言えば、私は夏みかんは冬に収穫し、春に食べごろを迎える食べ物なのに、なんで夏みかんなの?という疑問を子供の頃親にぶつけ困らせた事があります。なんて可愛くない子供なんでしょう。メガトンパンチ関係なくてすみません。

さて、今回からAPI操作に関する記事を何本か書かせて頂きます。

GMOアプリクラウドのAPIを叩いてみた
GMOアプリクラウドのAPIを使ってみよう(認証編)
GMOアプリクラウドのAPIで仮想サーバー(ローカルディスクプラン)を作ってみる
GMOアプリクラウドのAPIで仮想サーバー(外部ディスクプラン)を作ってみる

APIって何の為に存在するの?という疑問の答えとしては、コマンドラインで操作出来るようにする為です。

コマンドライン操作の本質は、作業効率の向上にあると言っても過言ではありません。学習コストが発生する為、操作に慣れるまでは多少面倒かとは思いますが、一旦慣れてしまうと後戻り出来ない程の作業効率の向上を実現出来ます。

作業効率が向上する理由は色々あります。(wikipediaの記事が分かりやすいので、興味のある方はこちらからどうぞ)その中でも、自動化しやすい事が一番に上げられます。

現在Linux環境で最もメジャーな自動化の手段は、シェルスクリプトでしょう。今回は、シェルスクリプト上で記述する為に、トークン情報を変数に入れる方法を共有させて頂きたいと思います。

GMOアプリクラウドをAPIで操作する為には、認証を行う必要があります。こちらのリファレンスにある通り、認証情報は24時間で失効します。自動化スクリプトを記述する際、毎回手動で認証を行いトークン情報を目視で確認してスクリプトに入力する作業をしていたら、それは自動化とは呼びにくいものとなります。そこで、毎回手動で認証→確認→記述を行わなくても良くなるような記述の仕方を紹介致します。

今回の記述する環境は以下の通りです。尚、本記事の手順は一例であり、動作を保障するものではございませんので、お客様環境におきましては導入前に検証の上、ご利用下さい。


仮想サーバータイプ LS-0102

OS CentOS 6.7

※今回、JSON形式のデータを見やすく表示したり、データを抽出したりするコマンド jq を使用致します。標準パッケージには入っておりませんので、epelレポジトリのインストールを行い、 yum install 等でご準備をお願い致します。

yum install epel-release -y
yum install jq -y

以下のようなスクリプトファイルを作成します。

#!/bin/sh

#アカウント情報
ACCOUNT='アカウント情報'
PASSWORD='パスワード情報'
TENANTID='テナントID'

#token.JSONファイル作成
curl -i '認証エンドポイント/tokens' -X POST -H 'Accept: application/json' -H 'Content-Type: application/json' -d "{\"auth\":{\"passwordCredentials\":{\"username\":\"$ACCOUNT\",\"password\":\"$PASSWORD\"},\"tenantId\":\"$TENANTID\"}}" > token.JSON
#token.JSONファイルからtokenIDを切り出して、変数に入れる
USERTOKEN=`sed -e '1,7d' token.JSON | jq -r '.access.token.id'`

上から順に解説します。

#!/bin/sh

シバンです。シバンの詳細はこちら(wikipedia)をご参照下さい。

#アカウント情報
ACCOUNT='アカウント情報'
PASSWORD='パスワード情報'
TENANTID='テナントID'

アカウント情報、パスワード情報、テナントIDをそれぞれACCOUNT 、PASSWORD 、 TENANTID変数に入れます。変数名は任意です。アカウント情報、パスワード情報はGMOアプリクラウドにご契約頂きました際にお渡し致している情報です。テナントIDは、GMOアプリクラウドコントロールパネルのAPI情報の項目で確認出来ます。、お使いの環境に併せて、情報を入力して下さい。

#Token.JSONファイル作成
curl -i '認証エンドポイント/tokens' -X POST -H 'Accept: application/json' -H 'Content-Type: application/json' -d "{\"auth\":{\"passwordCredentials\":{\"username\":\"$ACCOUNT\",\"password\":\"$PASSWORD\"},\"tenantId\":\"$TENANTID\"}}" > token.JSON

認証情報の発行です。認証エンドポイントの部分は、お使いの環境に併せて情報を入力して下さい。ここでアカウント情報で入力した変数を使います。認証情報はJSON形式で出力されますので、ファイルに保存します。token.JSONのファイル名は任意です。分かりやすい名称で入力して下さい。

#token.JSONからtokenIDを切り出して、変数に入れる
USERTOKEN=`sed -e '1,7d' token.JSON | jq -r '.access.token.id'`

トークン情報をUSERTOKEN変数に入れます。ここが、今回の記事の肝ですね。細かく説明していきます。

sed -e '1,7d' token.JSON

sed コマンドはテキスト変換などのデータ処理を行う為に使用されるプログラムです。何故sedコマンドが必要なのかというと、次に使用するjqコマンドは、JSON形式以外の情報があるとエラーが出る為、整形する必要がある為です。

認証情報を保存したtoken.JSONcat等で確認してみると、1行目から7行目までがJSON形式外の情報である事が分かります。

上記通り -e の引数を渡し、表示しない行番号(‘1,7d’ )を指定すると、token.JSONファイルの1行目から7行目までの情報を削除する事が出来ます(sedコマンドは対象ファイルの中身の書き換えは行いません)。

 jq -r '.access.token.id'

jqコマンドの出番です。JSON形式の情報から必要な値を呼び出す事が出来ます。JSON形式の詳細は他のサイトで沢山紹介されていますので割愛しますが、ここでは、「 “情報名” : “値” のように情報名と値が対になって保存されている形式 」ぐらいの理解で良いでしょう。

jqコマンドで情報名を指定すると、対になる値を抽出する事が出来ます。今回欲しいのは、.access.token.idの値なので、その値を抽出します。

jqコマンドの出力は、値をそのまま出力してくれる為、「」(ダブルクオーテーション)も一緒に表示します。今回欲しいTokenIDの情報は、「”」が必要ありません。-r の引数を与えると、「」を取った状態で、値を出力してくれます。

こうして、欲しかった情報=USERTOKENを抽出する事が出来ましたので、変数に入れる事が可能になりました。

 

以上となります。今回紹介しましたスクリプトは、シェルスクリプトの先頭に記述する事で、API操作を格段に行いやすくなります。スクリプト作成の際は、是非ご活用下さい。

今回の内容は一見地味なのですが、OpenStackのAPI操作を自動化するに当たって最初の入り口となりますので、しっかり抑えておかなければと思い、記事にさせて頂きました。

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複数のブロックストレージを同一ディレクトリにアタッチしてみよう

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こんにちは。メックスです。大分蒸し暑くなってきましたね。暑くなってくると、臭いのエチケットが気になってきますね。普段から汗をかいていると、老廃物の循環があるので比較的抑えられるそうですよ。ブンブンメガトンパンチを振り回してどんどん汗をかきましょう!

さて、今回はGMOアプリクラウドで提供中のブロックストレージについての情報をお届け致します。ブロックストレージは、仮想サーバーにディスク領域を追加したい場合に利用する外部ディスクになります。(詳しくはこちらをご覧下さい。)

ブロックストレージは、必要なIOPSに応じてスペックを選択可能であり、かつディスク容量においても100GB、200GB、300GB、400GB、500GBの5種類のサイズからお選び頂けます。一つの仮想サーバーに対して3つまでアタッチする事が出来ますので、最大1.5TBのストレージを増やす事が可能です。

ブロックストレージは、コントロールパネルからのお申し込み後、任意のファイルシステムにフォーマットし、任意のディレクトリにマウントして使用します。 基本的には1つのディレクトリに対して1つのブロックストレージしかマウントできない為、3つのブロックストレージをそれぞれマウントしていくと、3箇所のマウントポイントが出来ることになります。アプリケーション側の設定でデータの参照や格納する際に、別々のディレクトリを参照する必要が出てきますので、設定が煩雑になってしまう事があります。その解決策として、複数のマウントポイントを一つにまとめる方法をお届けしたいと思います。

今回は、LVM(Logical Volume Manager)を使っての実装を記述します。LVMの詳しい説明は、他のサイトで沢山展開されていますのでここでの詳細は割愛させて頂きますが、「複数のディスクを仮想的に統合し、1つのディスクとして扱えるシステム」とお考え下さい。Linuxを含むUnixで広く利用されている機能です。

以下、今回の記述する環境です。尚、本記事は検証の上で記述致しておりますが、無保証となりますのでご理解をお願い致します。


仮想サーバータイプ N-0102

OS CentOS 6.7

ブロックストレージ 1000IOPS 500G *3


コントロールパネル(or API)経由で仮想サーバーは作成済みであり、かつブロックストレージが3つとも仮想サーバーにアタッチされている状態から記述致します。

以下手順となります。


①ディスクが認識されているか状況の確認

②PV(物理ボリューム)の作成

③VG(ボリュームグループ)の作成

④LV(論理ボリューム)の作成

⑤LV(論理ボリューム)のフォーマット、マウント


 

 

①ディスクが認識されているか状況の確認

# df -h

LVM8

df -hでディスク領域を確認してみると、コントロールパネルからブロックストレージをアタッチしただけの状態では、マウントされていない事が分かります。

# lsblk -l

LVM1

lsblk -lで、追加したブロックストレージがデバイスとして認識されているか確認する事が出来ます。どうやらアタッチは無事に出来ているようです。それぞれ、/dev/vdb  /dev/vdc  /dev/vdd というディスク名で認識されている事が確認出来ます。

②PV(物理ボリューム)の作成

# pvcreate /dev/vdb /dev/vdc /dev/vdd

LVM2

まずは、先程確認したディスク情報を元にPV(物理ボリューム)を作成します。pvcreate の引数に①で確認したディスク名を与えて実行します。成功すると、上記のようにsuccessfully createdと戻り値がきます。

# pvdisplay

LVM3

pvdisplayを入力しますと、PVの一覧を確認する事が出来ます。

③VG(ボリュームグループ)の作成

# vgcreate appPVgroup01 /dev/vdb /dev/vdc /dev/vdd

LVM4

続きまして、3つのPVをまとめたVG(ボリュームグループ)を作成します。VGを作成するには、vgcreateにVG名、PV名を引数として与え、実行します。上記のコマンド内のappPVgoroup01 は名前付けです。、VGに’appPVgroup01’という名称をつける事が出来ます。’appPVgroup01’の部分は任意となりますので、判断しやすい名称をつけて下さい。PV名は②で確認した通り入力して下さい。成功すると、上記のようにsuccessfully createdと戻り値がきます。

# vgdisplay

LVM5

VGdisplayを入力しますと、VGの一覧を確認する事が出来ます。約1.5Tの巨大なVGが出来ている事が確認出来ます。

④LV(論理ボリューム)の作成

# lvcreate -l 100%FREE -n applv appPVgroup01

LVM6

③で作成したVGからLV(論理ボリューム)を作成します。作成コマンドはlvcreateです。 -l 100%FREE と引数を渡す事で、指定したVGのボリューム全域を使用したLVを作成出来ます。また、-n applv と引数を渡す事で、LVに’applv’という名称をつける事が出来ます。’applv’の部分は任意になりますので、判断しやすい名称をつけて下さい。最後のappPVgroup01はVGの名称です。成功すると、createdと戻り値が来ます。

# lvdisplay

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lvdisplayを入力しますと、LVの一覧を確認する事が出来ます。

⑤LV(論理ボリューム)のフォーマット、マウント

# mkfs -t ext4 /dev/appPVgroup01/applv

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ここまで来たら、あとはブロックストレージをVMで使用する手順と一緒です。mkfsコマンドでフォーマットします。今回はCentOS6.7の環境下なので、デフォルトファイルシステムであるext4を指定します。LVの名称は④で確認した通りです。

# mount /dev/appPVgroup01/applv /mnt


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フォーマットが完了しましたら、mountコマンドで、任意のディレクトリにマウントします。今回は/mntにマウントしています。引数は、mount  ‘LV名’  ‘ディレクトリ名’の順番となりますのでご注意下さい。

# df -h

LVM11

mountが成功した場合、戻り値がありませんので本当に出来たのか実感が沸きませんが、df -hで確認すると、しっかりシステムからディスク領域として認識されている事が分かります。起動時にマウントをされたい場合は、別途 /etc/fstab にて自動マウントもご設定下さい。

※ストレージのフォーマット、マウントに関しましては、アプリクラウドの「ご利用ガイド」もご参照になさって下さい。

コントロールパネルログイン→ドキュメント→ご利用ガイド

以上となります。最初から大きなストレージが必要となる事が分かっている時は、LVMとブロックストレージを組み合わせる事で非常に便利にお使い頂けます。是非ご活用下さい。

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Photon Serverをスケールアウトしてみよう

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皆さんこんにちは。メックスです。メガトンパンチ、皆さんも撃てるようになりましたか?上手くいかない方、足の位置に注意してみてください。利き手と逆側の足を前に出し、重心を下のほうに持ってくる事を意識しながら、膝→腰→肩→腕の順番を意識してパンチしてみましょう。きっと素敵なフォームになるはずです。最初のうちは威力を出すことよりも傍目にカッコいいフォームになっているかどうかを意識すると良いかも知れません。

今回はPhoton Serverのスケールアウトについて、お届けさせて頂きます。

logo_GAC_Photon

Photon Serverは、1台のMasterServerに対し、複数台のGameServerがバランシングされている構成が一般的です。

kousei1

MasterServerはロビーの機能を果たし、GameServerに対するバランシングを行います。GameServerはルームの機能を果たします。

GameServerがどれぐらいの負荷に耐えられるか、という目安としては以下の通りとなります。

4vCPU/メモリ4GB
200メッセージ/秒  2000CCU(同時接続ユーザー数)

※あくまで参考値です。ご利用の際は負荷テストを実施の上、測定頂くことを推奨致しております。

サービスの規模に併せて、GameServerのスケールアウト(=VM数の増設)を行って頂く必要があります。クラウドサービス(Iaas)の大きなメリットとして、スケールアウトを行いやすい事が挙げられます。クラウドサービスのスケールアウトは、VMのイメージを作成し、新規VMとして展開する方法が一般的です。

GMOアプリクラウドでイメージ保存を行いますと、Linuxはbootディスク領域全体、WindowsはCドライブ全体をコピーします。コピー元のVMの中にある、バランシングの設定が記述されているGameServerの設定ファイルも、内容そのままにコピーされます。

例 C:\Photon\deploy\bin_Win64\PhotonServer.config

手動でPhoton Serverを構築する場合は、設定ファイルの書き換えを行わなければなりません。また、新しく構築したVMに対して外部からアクセス出来るよう、ポートフォワーディングの設定を行う必要が出てきます。なかなか面倒な作業です。

GMOアプリクラウドのPhoton Server専用カスタムサーバーは、GameServer用のVMをイメージから展開すると、矛盾が起きないように自動的にスケールアウトされたGameServerの設定ファイルの書き換えを行います。また、自動的にポートフォワーディングが行われ、外部と接続出来る状態で立ち上げる事が出来ます。工数を大幅に減らすことが出来る便利なサービスです。

以下、手順を追っていきましょう。

イメージを取りたいVMが停止しているのを確認し、「サーバー操作」からVMを選択し、「ブートディスクイメージ保存」をクリックします。

 

イメージ保存_1

イメージ名を任意で指定し、実行をクリックします。

イメージ保存_2

イメージコピーが開始されました。イメージ管理画面で、進行中であることが確認出来ます。属性がWindows+Photon Serverになっている事に注目です。

イメージ保存_3

しばらく待つと、「準備中」が「利用可能」に変わり、イメージが完成します。

イメージ保存_4

サーバー追加画面で「Windows + Photon Server」を選択すると、OS選択の項目に先程作成したイメージが現われます。この際、「Photon種別」で「Game」を選択する事を忘れないで下さいね。

イメージ保存_5

今回作成するGameSaverに紐付けるMasterServerを指定して、「次へ」をクリック。

イメージ保存_6

最終確認です。設定を確認し、問題がなければ「実行」をクリック。

イメージ保存_7

VMが作成されました。ログインしてbin_Win64フォルダを確認すると、Photon Serverのライセンスファイルもコピーされています。Photon Serverライセンスファイルは既存のGameServerと同一のものは使用出来ない為、手動で差し替えを行って下さい。尚、freeライセンスファイルは、同一でも使用可能です。

例 C:\Photon\deploy\bin_Win64

イメージ保存_8

ライセンスファイルの設置が終わったら、隠れているインジケーターを表示し、Photon Controlアイコンをクリック「LoadBalancing (MyCloud) 」を選択して 「Start as Application(アプリケーションとして起動)” を実行します。

イメージ保存_9

これでMasterServerの受け入れが出来る状態になり、GameServerのスケールアウトが終了しました。

続いて、外部からアクセス出来る状態になっているのか、ロードバランサのポート設定の確認です。GMOアプリクラウドコントロールパネル上の「サーバ操作」から新規に作成したVMのステータスを確認します。

イメージ保存_10

ネットワーク設定が完了している事が確認出来ます。

以上となります。GMOアプリクラウド×Photon Serverならセットアップだけでなく、GameServerのスケールアウト時の工数も大幅に減らす事が可能です。是非一度触ってみて下さい。

Photonライセンス+Serverの費用感が気になる方、導入を検討されていらっしゃる方は是非お気軽に弊社にお問い合わせ下さい。詳細はこちら!

GMOアプリクラウド×PhotonServer特設ページ

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